それでも新NISAで高配当株を買いたい人はどんな銘柄を買うべきか

最近は新NISAの話題で持ちきりなのですが、そんな中で新NISAでオススメする高配当株というニュース記事を見たのですが

その銘柄のラインナップがけっこう癖が強い感じで私的にいろいろと思うところがありましたので今回はこのテーマについて書いていきます。

個別株への投資は基本的には非推奨

思いっきり話の腰を折る感じになってしまいますが、これは避けては通れないことなので書いておきます。

新NISAの投資は長期投資(20年以上)を想定して行うものだと思っています。

一般的に企業の寿命は30年と言われていて「諸行無常」、「盛者必衰」がこの世の理でありますので

特定の銘柄を20年以上の長期投資をするのはやはり難しいとしか思えません。

中期投資(5年ぐらい)であればそれなりの確度で予測が可能かと思いますが、20年後にどうなっているかなど全く見当もつきません。

携帯電話がなかったとかインターネットがなかった(大衆化していなかった)時代ですよ20年前は。

20年後もどうなってるかなんか分かるはずがないんですね。

最近の日本の投資家界隈では「永久保有」、「死ぬまで持ちたい」とかいった切り口で話を進める人が多くそのような話が需要や訴求力があるのかもしれませんが個人的にはそれは難しいでしょうとしか思えないんですね。

そうなると消去法でインデックス投資を行った方が無難(ベター)という結論になります。

それでも個別株が買いたい人向けの選び方

その前提を踏まえてそれでも個別株を買うなら最低限保守的な銘柄の選び方をしましょうというのが今回の本題になります。

自己資本比率30%以上

「自己資本比率が低い」=「有利子負債が多い」なので返済しなければならない借金が多い状態になります。

金利が上昇すればさらに借金が増えることになりますし、「コロナ禍」や「東日本大震災」のような有事の際に窮地に陥ったりしますので

最低限の財務健全性の目安として自己資本比率30%以上を目安にして投資をしましょう。

海外売上比率30%以上

人口動態に基づいた将来予測だと少子高齢化の影響により日本経済はシュリンク(縮小)していくということになっていますので

安定的に継続的に利益を上げ続けるには外貨を稼ぐ力がある企業に投資をしましょう。

海外売上比率が30%以上を目安にしましょう。

EPS(1株あたり純利益)が5年で30%以上伸びている

目先の配当利回りが高かったとしてもEPSが継続的に伸びていない状態であれば事業ライフサイクルで言うところの「成熟期」から「衰退期」に差しかかっているような状態でありますので

一定以上の成長性がある企業を選ぶようにしましょう。もっと成長性があるのであればそれは問題ありません。

売上高が5年で30%以上伸びている

EPSとほとんど同じ内容になりますが、売上高が順調に伸びていない状態だとコストカット(経費削減)でしか利益を伸ばすことが困難になり

将来的にジリ貧になりますので順調に売上高が伸びている銘柄を選びましょう。

おわりに

思いつく範囲で書いてみました。いかがだったでしょうか。

結論としては新NISAはインデックス投資がオススメです。

以上。

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